2026.05.18
「名前だけの監修」を、お受けしない理由
ときどき、こういうご依頼をいただきます。「記事はもう完成しているので、管理栄養士としてお名前だけお借りできませんか」。お急ぎの事情も、予算の事情も理解できます。それでも、この形のお仕事はお受けしていません。今日はその理由を書きます。
監修は「読者への署名」だから
記事に監修者の名前が載るとき、読者への意味はひとつです——「この内容は、専門家が中身に責任を持っています」。読んでいない記事に名前を載せることは、その約束を破ることになります。読者に対しても、そして名前を貸してほしいと言ってくださった企業さまに対しても、です。
実は、企業側のリスクでもある
名義だけの監修は、景表法の観点でもリスクがあります。監修者の実質的な関与がないのに「専門家監修」と表示することは、内容の信頼性を実際より高く見せる表示と判断され得ます。近年は消費者庁の目も厳しくなっている領域です。「監修と書いてあるから安心」の逆——監修と書いてあるのに中身が伴わないことが、いちばん危ない。
だから、中身から関わらせてください
私の監修は、完成原稿の「最後の一読」ではなく、根拠の確認・表現の調整・必要なら構成の組み直しまで含みます。時間はかかりますが、そのぶん名前に意味が宿ります。読者がその名前を見て安心し、企業がその名前で信頼を積み上げられる——監修とは本来そういう仕事だと考えています。
妥協しない目と、体を想う手。名前を貸すのではなく、目と手を貸します。
※ 本記事はテストアップ用のサンプルです。公開時は最新の法規・ガイドラインを確認のうえ、内容を更新します。