健康食品ブランドの記事執筆・薬機法チェック(継続)
「攻めた表現は法務で止まる。守った表現は読まれない」——健康食品の通販ブランドさまから最初にいただいたのは、多くの健康関連企業が抱える、この板挟みのご相談でした。記事執筆と薬機法・景表法チェックを一人の手に統合することで、この構造ごと解消した事例です。
- クライアント
- 健康食品D2Cブランド(守秘のため匿名)
- 担当領域
- オウンドメディア記事の執筆 / 薬機法・景表法チェック / 栄養監修
- 体制
- 先方編集部2名との二人三脚
- 期間
- 2024年〜継続中(3年目)
- 分量
- 月4本+既存記事のリライト
ご相談をいただいたとき
当時のメディア運用は、外部ライター4名による分業体制でした。原稿の品質そのものは悪くなかったのですが、健康食品というカテゴリの難しさは「書けること」の境界線が商品ごと・文脈ごとに動くことにあります。ライターは境界線がわからないから安全側に倒すか、知らずに越えるかの二択になり、法務チェックの差し戻しは月平均6件。差し戻しのたびに公開スケジュールが崩れていました。
そして差し戻しを恐れた原稿は、どんどん「何も言っていない文章」になっていきます。読まれない記事を量産する構造が、できあがってしまっていました。
最初にやったこと——「言える事実」の棚卸し
執筆を始める前に、2週間かけて商品ごとの「言える事実の台帳」を作りました。成分のエビデンス、取得済みの届出、過去の広告審査の履歴。ここまでは言える、ここからは言えない、この表現なら文脈次第——という3段階の地図です。
この台帳があると、原稿は最初から境界線の内側で、しかしギリギリまで踏み込んで書けます。法規対応は「書いたあとに削る作業」ではなく「書く前の設計」に変わりました。
書き手と監修者が同一人物であるということ
管理栄養士としての栄養学の裏付けと、書き手としての読み心地の設計を、同じ頭の中で同時に行う——これがこの体制のいちばんの効率です。「監修者に戻して、修正して、また戻して」という往復がそもそも発生しません。
編集部のお二人とは月1回の定例で、検索データを見ながら次の企画を一緒に立てています。発注と納品ではなく、編集部の一員として動く感覚に近いかもしれません。
いま
差し戻しは月平均6件からほぼゼロに。制作リードタイムは約4割短縮され、空いた時間はリライトと新企画に回っています。記事経由の検索流入は開始時の約1.8倍になりました(数値はサンプル用の仮のものです)。
「言える・言えないの判断込みで任せられるので、社内確認が一段減りました。何より、記事がちゃんと”読める文章”に戻ったのが嬉しいです。」
— ご担当者さま(コンテンツマーケティング責任者)
※ 本記事はテストアップ用のサンプルです。実案件の掲載にあたっては、クライアント各社への確認のうえ、内容・数値・表記を再構成します。